鳥山を追ってイナダをキャッチ!【房総青物釣行記】

房総ロックショアで釣れたイナダ
目次

釣行データ

項目内容
ヒット日時2026年5月9日 6時45分
エリア南房総
天候曇りのち晴れ
午前:不安定4~6m  午後:南風4~2m
波高午前は1~2m 午後は凪
潮回り小潮上げ8分
ベイト不明
ヒットルアージャンプライズ かっとび棒130

Tackle

  • Rod : GRANDAGE STD. 106MH
  • Reel : TWIN POWER SW 4000XG
  • Line : PE 1.5
  • Leader : 30 lb
  • Lure : かっとび棒130

釣果

  • イナダ:1本

2026年春、4度目の房総ロックショア

4月9日。

今年初めての房総ロックショア。

結果はボウズ。

4月18日。

この日も何も起こらなかった。

5月6日。

ようやくロッドを曲げてくれたのは……

ダツ(笑)

房総ロックショアで釣れたダツ

まぁ、そう簡単に青物は釣れんよね。

そんなことを思いながら迎えた5月9日。

この日も弟と一緒に、ヒラスズキと青物を狙って南房総へ向かった。


まさかの先行者

午前1時に出発。

3時頃には南房総へ到着した。

まず向かったのは、去年ワラサを釣った思い出のポイント。

「今日もあそこに入りたい。」

そう思っていた。

……

が。

到着した時には、すでに先行者が磯へ向かっていた。

絶望

房総のアングラーは本当に早起きだ。

クレイジー(褒め言葉)

まぁ、仕方ない。

気持ちを切り替えて、人がいても釣りができる開けたポイントへ移動する。

4時頃、釣り開始。

久しぶりに入るポイントだったので、まずは地形やサラシの出方を確認しながらヒラスズキを狙っていく。

良さそうなサラシを撃つ。

撃つ。

撃つ。

……

無。

ヒラスズキからの反応はない。

夜が明けるにつれ、沖では鳥がパラパラ飛び始めた。

「ベイトいるのかな?」

弟とそんな話をしながら、サラシを撃ち続ける。


鳥たちが騒ぎ始めた

小一時間ほどサラシを撃っていただろうか。

反応はない。

少し休憩しようとルアーを回収し、沖をぼーっと眺める。

すると、さっきまでパラパラ飛んでいた鳥たちが少しずつまとまり始めた。

「なんか鳥増えてきたな。」

弟とそんな話をしながら見ていると――

鳥たちが一斉に海へ突っ込み始めた。

間違いない。

鳥山だ。

しかもキャストしていたポイントから少し離れた沖。

確変キタァァァ!!!

……

トイレ休憩中で、ウェットスーツを半分脱いでいた(笑)

急いで装備を着け直す。

その間に弟は先にダッシュ。

「先行ってる!」

「おけ!すぐ行く!」

準備を終えた僕も全力で走る。

弟は磯沿い。

僕は芝生。

途中で合流し、そのまま鳥山を目指した。


あと一歩届かない

鳥山へ到着。

「届くか…?」

何投かしてみる。

……

届かない。

あと一歩なのに届かない。

でも、鳥山は動く。

寄ってくるかもしれない。

そう信じて鳥山を眺め続ける。

30分くらい経っただろうか。

正面にあった鳥山がゆっくり左へ動き始めた。

動いた。

僕らも追いかける。

すると、もう一歩前へ出られる磯の前まで鳥山が寄ってきた。

チャンスだ。

安全を確認して磯へ乗る。

あとはぶん投げるだけ。


飛びキング、一投目

立ち位置は思ったより狭かった。

二人並んで立つには少し危ない。

去年ワラサを釣っている自分は、まず弟にキャストしてもらうことにした。

ルアーはジャンプライズの飛びキング。

鳥山は沖のシモリ付近。

普通のルアーなら到底届かない距離だ。

弟がフルキャストする。

流石に名前だけあって、よく飛ぶ!

鳥山の近くへ気持ちよく着水した。

数回巻いた、その瞬間。

「食った!!」

一投目だった。

ロッドが一気に絞り込まれる。

やっぱ飛距離って大事だねぇ。

弟も僕と同じPE1.5号タックル。

ロッドが大きく弧を描いている。

見てるこっちまでテンションが上がる。

「次は自分の番だ。」

そう思いながらファイトを見守る。

あと少し。

もう少しでランディング。

その時だった。

「やばい!」

プツン。

ラインブレイク。

どうやら手前の根でラインが擦れて切られてしまったらしい。

「え!!マジかよ!あとちょっとだったのに!」

リーダーから持っていかれ、弟は急いで結び直し…。

自分も同じ目に遭うかもしれない。

でも。

目の前に鳥山があったら投げずにはいられないのがアングラーだ(笑)

僕もかっとび棒130を手に取った。

この引き、青物ですねぇ

かっとび棒130をフルキャスト。

ベストな位置ではないが、なんとか鳥山付近へ着水した。

糸フケを回収し、ショートジャークを入れる。

ドン。

HIT!!

「この引き……青物ですねぇ!」

弟が手前の根で切られたのを見ていたので、なるべく水面で勝負したい。

ドラグがジリジリと鳴る。

それでも構わずポンピングして魚を寄せる。

いいところまで寄ってきた。

問題はここからだ。

手前の浅瀬をかわすようにファイトする。

……

難しい(笑)

すると嫌な感触。

ラインが根を擦っている。

「ヤバい。」

このままじゃ切られる。

とっさにベールを返し、ラインをフリーにした。

青物相手に正解だったのかは分からない。

でも、あのまま巻いていたら間違いなく切られていただろう。

数秒待つ。

恐る恐る巻き始める。

……

ついてる。

根をかわしたのか、さっきまでの嫌な感触もない。

巻く。

巻く。

巻く!

魚体が水面で揺らめいた。

手前の瀬も無事にクリア。

あとはランディングだけだ。


最後の難関

……とはいかなかった。

今回は前回より立ち位置がかなり高い。

抜き上げようとすると2m近くある。

しかも、さっき根を擦ったライン。

これで抜き上げる勇気はない。

となると……

ズリ上げるしかない。

急いでランディングできそうな場所を探す。

少し高いが、波が這い上がる場所を発見。

魚を寄せる。

あとはタイミング。

波が来る。

今だ。

ロッドを立てる。

……

届かない。

「あぶねぇ。」

もう一度。

波が来る。

今だ。

ロッドを立てる。

魚が波に乗る。

そのまま一気に磯へ滑り上げた。

急いで駆け寄る。

次の波が来る前に魚をとっ捕まえ、高台へ戻る。

よっしゃぁ!!

房総ロックショアで釣れたイナダ

獲った。

去年のワラサよりサイズは可愛い。

でも、そんなことはどうでもいい。

サイズじゃない。

今年もまた房総で青物に会えた。

ヒリついた。

でも、めちゃくちゃ楽しかった。

とりあえずストリンガーへ繋ぎ、潮溜まりへ入れて釣りを再開する。

弟もリーダーを結び終えたようで、再び飛びキングをフルキャスト。

「今度こそ釣ってくれ。」

僕は一旦ロッドを置き、弟のファイトを見守ることにした。

まだ鳥山はある。

まだ終わってない。

飛びキングが今日一番ってくらい気持ちよく飛んでいく。

着水。

数回巻く。

「食った!!」

まただ。

これで今日三度目のファイト。

「今度こそ獲れる!」

魚は順調に寄ってくる。

手前の根も越えた。

「あとはランディングだけだ。」

そう思った、その時だった。

魚が急に動かなくなった。

「え?」

弟がロッドを煽る。

向きを変える。

少しでも外れないか試している。

……

動かない。

ラインを持って引っ張る。

すると、

ズルズルっと上がってきたのは……

誰かが根掛かりした仕掛け涙

飛びキングに見事引っ掛かっていた。

魚の姿はない。

「そりゃ動かんわ(笑)」

これはドンマイすぎる。

弟はまたリーダーを組み直すことに。

僕もかっとび棒を投げてみたが反応はない。

弟が結び終わる頃には、さっきまで騒いでいた鳥たちもパラパラ飛ぶだけ。

時合いは終わってしまった。


ウツボ襲来

弟はまだワンチャンを信じて投げ続けていた。

僕は写真撮影へ。

房総ロックショアで釣れたイナダ

いやぁ……

何回見てもカッコいい。

また釣れてくれるなんて、本当に嬉しい。

前回撮り忘れたタックルとの写真も忘れず撮る。

房総ロックショアで釣れたイナダ

あっちから。

房総ロックショアで釣れたイナダ

こっちから。

房総ロックショアで釣れたイナダ

色々撮って満足(笑)

今回はリリースするつもりだったので、ブツ持ち写真は弟が投げ終わってから撮ればいいかと思い、ストリンガーへ繋いだまま潮溜まりへ入れておいた。

そのままヒラスズキでもいないかと近くのサラシへ数投。

……

無。

まぁそんな甘くない(笑)

ロッドを置いて休憩していると、

潮溜まりに長い影が見えた。

「ん?」

……

ウツボだ!!

イナダの匂いを嗅ぎつけたのか、まっすぐ潮溜まりへ向かってくる。

「あぶねぇ!」

慌てて追い払う。

間一髪だった。

……

と思ったら。

今度はトラウツボまで登場

完全にエサ認定されてる(笑)

これはダメだ。

ブツ持ち写真は諦めよう。

リリースするつもりだった魚を、ウツボに食べられて終わるなんて嫌だからね。

ストリンガーを外し、静かに海へ帰ってもらった。

元気に泳いでいく姿を見送りながら、

でかくなれよー!

そう思いながら見送った。


腹パン気絶、まったなし

朝まずめを終え、向かったのは漁港食堂だいぼ。

房総へ来たら、ここで朝飯を食べるのも楽しみの一つだ。

好きな干物を選び、ご飯・味噌汁・サラダはバイキング。

漁港食堂だいぼの朝飯

僕は秋刀魚。

弟は鯖。

最高に腹が減ってるからこそ、この2000円には価値がある。

干物を焼いている間に、ご飯と味噌汁をよそう。

焼き上がった秋刀魚はもちろん美味い。

でも個人的に一番好きなのは味噌汁。

魚のダシがしっかり効いていて、これだけでご飯が進む。

もちろん生卵もある。

卵かけご飯までしっかりいただいた(笑)

普段こんなに朝から食べることはない。

でも、ここへ来ると毎回食べ過ぎる。

最高の朝飯はまさに勝利の味だった。

漁港食堂だいぼの朝飯

夕まずめにワンチャンを

その後は仮眠を取ったり、ポイントを見て回ったり、釣具屋へ寄ったり。

16時頃、朝入ったポイントへ戻ってきた。

……が。

残念ながら先行者あり。

少し離れた、沖へ一番遠くまで投げられる磯へ立つことにした。

一時間ほど投げ続ける。

反応はない。

17時15分。

夕まずめ。

沖の鳥たちが少しずつ騒ぎ始める。

気付けば足元にはキラキラ光る小さなベイト。

海の表情が変わった。

沖では単発のボイル。

魚はいる。

そして15分ほど経った頃。

鳥たちがまとまり始め、水面へ突っ込む。

また鳥山だ!!

でも……

遠い(笑)

飛びキングでも届かない。

かっとび棒でも届かない。

魚はいる。

でも届かない。

こればっかりはどうしようもない。

朝より大きそうなボイルを眺めながら、一時間ほど粘った。

結局、最後まで魚は射程圏へ入ってくることはなかった。

暗くなったところで納竿。


また房総へ

今回面白かったのは、朝と夕方で海の様子が全然違ったこと。

朝はボイルこそ見えなかったけど、鳥山ができて青物を釣ることができた。

夕方は何度もボイルが見えた。

鳥山もできた。

でも届かなかった。

同じ一日でも、海はこんなにも表情を変える。

そして改めて思った。

マズメって、ただ魚が釣れる時間じゃない。

海が動き出す時間なんだ。

今年も房総で青物に会うことができた。

次はもっと大きな魚を。

そして今度こそ、弟にも青物を釣ってもらいたい。

また近いうちに、房総へ向かおうと思う。

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